そそぐのイシザキです。
今年3月に開催されたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。
日本の劇的な勝利で盛り上がると同時に、予選で善戦したチェコ共和国にも注目が集まりました。
実はそそぐにも、小さなチェコがあります。
それはこの小皿。主にお客様のお取り分け用に使っています。

お皿がチェコ産と言うわけではありません。
どの辺がチェコかというと、お皿に描かれた文字です。
愛知の食器メーカー「マルミツポテリ」のブランドstudio m'(スタジオエム)のPozdrav(ポズドラ)というシリーズ。
Pozdravはチェコの言葉で「あいさつ」という意味で、お皿にチェコ語のあいさつが描かれているのです。
・・・と言うのを知っていて、この皿を選んだわけではありません。
お取り分けに使うお皿を検討する際は、「これ位のサイズがいいな」「汁ものがあるかも知れないから、縁があるタイプがいいな」と使い勝手を優先して、デザインが気に入り価格が見合うものをピックアップして行きました。
その中でPozdravシリーズに出会い、デザインや色合いが気に入って決めました。
チェコ語だと認識したのは、開店して半年以上経った頃だったと思います。
2人組のお客様がお皿を見ながら「ほぅ、チェコ語ですね」みたいな会話をなさっていて、「え、これチェコ語なんですか」と初めて知ったのです。
děkuji ヂェクイ/ありがとう

Dobrý den ドブリーデン/こんにちは

Jak se máš? クセマーシェ/元気ですか?(How are you?)

2004年にチェコ共和国に旅行に行きましたが、お皿に描かれた3つの言葉は残念ながら覚えていません。
ガイドブックにチェコ共和国のあいさつが載っていましたが、見慣れない・聞きなれない言葉なので頭に入ってこず。
ガイドブックに「いろんな場面で使えます」と紹介されていた「Ahoj(アホイ)」は唯一すんなり覚えられたので、お店に入る時、お店から出る時など「アホイ!」と言っていましたが、その度にお店の方がちょっとニヤッと笑うのが気になっていました。
「よう!」みたいな感じで、旅行者が使うにはラフ過ぎたのかも知れませんね。


「お店のお皿にチェコ語が描かれている」と言うだけで、チェコ共和国を身近に感じます。単純ですが、スピッツも、♪愛してるの響きだけで強くなれる気がしたよ♪って歌ってましたし。言葉の力って偉大ですね。
しかし。お皿に描かれた文字があいさつでよかったです。
意味を知って「え、お客様に出せないわ」になる可能性もありましたから。
例えば・・・いや、ブログにふさわしくない単語しか思いつかないので止めておきます。
最後に、2004年にチェコ・プラハの街で見かけた脚が超長い女性の隣に立つ、自虐的なイシザキの写真をご紹介して締めにしたいと思います。

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