そそぐ This Bar is SO SO GOOD.

福岡市中央区薬院にあるBAR。世界の「カンパイ」のかたちをキュレーション。お客さまとの対話でその人にぴったりの “ 飲み方 ”を提案するBARです。

【アイラ島への旅 Vol.3】グラスゴーの街並み・パブ

ロンドン・ガトウィック空港への到着が予定通りだったので、万一を考えた予備日はグラスゴー市内を散策することができました。エディンバラと比較して「観光地は少ない」と言われますが、歴史あるヨーロッパの雰囲気を十分感じることができました。

観光は1日のみで訪問は叶いませんでしたが、魅力的な美術館・博物館が幾つかあります。

そしてパブ!PUB!いいです。

PUB パブ

この旅のメインの目的はアイラ島の蒸留所見学ですが、イギリスのパブを訪問するのも目的のひとつです。予め日本でのGoogle Mapの検索であたりを付けていた4店舗に行きました。口コミを参考にしたので、口コミを残してくださる世界の人々に感謝です。

 

Horseshoe Bar Glasgow

グラスゴー初日の17:30頃に訪問。
口コミの写真を見て、フィッシュ&チップス等の食事がよさそうだったのでここに。

外に「Who’s HUNGRY?(空腹の人カモン!って感じの宣伝文句)」とフードのポスターもあり、「はい!我々空腹です!」といそいそと入店します。

食事を注文する場合はカウンターNGなどのルールがあるかも知れないので「フードも頼みます」と伝えると、「今日はドリンクのみです」とのこと。外に美味しそうなフードの看板あるのに?

フードがない理由は分かりませんでしたが、とりあえずドリンクを。

グラスゴーのTennent's Brewery(テナント醸造所)ビールをパイントで。サイトウは頑なにギネスビール。パイント2杯で£8.85

スクリーン(当然フットボールが流れている)やゲーム台がありカジュアルですが、内装は重厚感あります。濃いブラウンの木が基調で、店名「HOURSESHOE」の通り馬蹄型のハイカウンターが恰好いい。

1800年台半ばから営業していて、1988年には歴史的建造物に指定されたそうです。

馬蹄型のカウンター写真を撮影していなかったので、www.glasgowlive.co.ukから写真をお借りしています。

でもゲームの機械やスポーツ中継のスクリーンもあります

2階はカラオケルームになっていて、「KARAOKE 8 days a week」と看板も出ていましたが、私たちが伺った際は誰も歌っていませんでした。オーセンティックな建物の中にカジュアルが混在していて、居心地のいいパブでした。フードを食べるチャンスがなかったのが残念。

 

Drum & Monkey Glasgow

Horseshoe Barからはしご。

犬連れも歓迎の案内

クラシックで素敵な内装ですが、スタッフの方は明るくカジュアルな雰囲気。


空腹なのでフードも注文します。この店の名物はパイ!まだイギリスの物価と円安に慣れていないので「パイ3600円か」と一瞬迷いましたが、せっかくですから。名物ですから。ハギスとともに。どちらもおいしかったです。

Haggis, Neeps & Tatties £6

Slow-cooked Beef Rib, Shin & Pulled Brisket Pie £19

とても気に入って、アイラ島から戻ってきたグラスゴー最終日にも再訪しました。

 

The POTSTILL

グラスゴー2日目に訪問。

前日に前を通り「今は混んでるから、空いている時間に改めて」と諦めましたが、そもそも空いている時間ってないです。いつも混んでいます。だから混んでいる中で飲むしかありません。混んでるけどGO。

中を覗くと人人人・・・

背の高いバックバーにはウイスキーがずらり並び、途切れることのない注文にスタッフがそそぎまくっています。

ぎっしり並ぶボトルと充実のビールタップ

地元の方もいますが、グラスゴー観光の方もたくさんいました。とにかく活気がある店内と種類豊富なウイスキー。椅子には座れないかも知れませんが、マストゴーなパブです。

「フットボールカラーに身を包んだ人お断り」の案内がありました。グラスゴーはセルティックとレンジャーズの2チームがあり、たくさんの人が会する店内で、お酒も入って・・想像に難くありません。

 

THE STEPS BAR

この店に行ったのは、たまたま「グラスゴーが市内の素晴らしいウイスキー パブのリストに The Steps Bar を加える必要がある理由」という記事を読んだからです。もともと英語の記事を翻訳アプリで日本語にしたようで、ややぎこちない文章がかえって魅力が増して訪問しました。
その記事は以下です。※原文バージョンもご紹介しておきます。

記事の通り「珍しいウイスキーを売っているわけではなく、メニューも豊富ではない」バーですが、馴染み客がふらっと訪れる店内で飲んでいると、グラスゴーの日常に溶け込めた気分になれました。

ギネスはアイルランドのハープ風のサーバー

歴史的建造物に指定されているというアールデコ調の内装も素敵です。それなのにクラシカルな雰囲気で推すわけでなく、フランクにやってる感じもいいです。(店内のスクリーンは再結成したOASIS特集)

店内の写真を撮っていなかったので、記事をご覧ください。

 

買い物

TESCOやSainsbury's等のスーパーありました。

魚屋さん?

ワイルドに売られているチキン

IRN-BRU(アイアンブルー)スコットランドの国民的ジュース。味は・・だろうなと思った味。溶けたアイスチューペットのような。イギリス国内でもスコットランド以外はあまり見かけないそうです。グラスゴーでは飲んでいる人たくさん見ました。

びびって1番小さいサイズを購入

 

タバコ

イギリスはタバコの陳列販売が禁止で、サイトウがタバコを買った小規模スーパーマーケットは棚にカバーがついていました。正確な価格は忘れましたが、一番安いタバコが£12.5で、中には£17のものも。3000円超えじゃん!(2024年9月現在 £1≒¥190)

屋内は全面禁煙ですが、路上喫煙には甘く、たくさんの人が歩きタバコをポイ捨てしていました。何か矛盾を感じます。

タバコの価格を1つひとつ説明してくれた優しいお兄さんがいるショップ

 

アルコール

夜はアルコールの販売がストップしていました。これはイギリス全土ではなく、スコットランド独自のルールだそうです。(イングランドは24時間販売可能)

TESCOにて。小さなショップでも「今の時間は販売できません」と説明があり、わりとルールが徹底されているようでした。

アルコール購入は18歳以上ですが、パブでは「18」のほかに「25」も併記されている貼り紙をよく見ました。

「幸運にも25歳以下に見える場合は、ライセンスを確認させていただきます」と書かれていて、これはなかなか上手いですね。その年齢ギリギリの確認ではなく、幅を持たせておけば自分が確認の対象になっても「え?なんで?」と思う確率下がりそうですし、「LUCKY(幸運にも)」が「ごめんね、ほら、あなた若く見えるから」とユーモラスで柔らかい感じにしているのもいいです。

ちなみに微塵も疑われることなくお酒が出てきたので、個人的には全く関係ない貼り紙です。

 

グラスゴー観光

グラスゴー市役所 Glasgow City Chambers

ジョージスクエアGeorge Squareに面しています

1日に2回ガイドツアーがあります。ちょうど1回目のツアー(10:30)直前でしたが、既に定員に達していたので、フリーのエリアだけ見学します。残念でしたが、フリーエリアだけでも見応えありました。


ぎょ!

急に違和感!誰?

何者か特定するのにWeb検索30分かかりましたが、これはグラスゴーのマスコットClyde(クライド)さんです。2014年にコモンウェルスゲームズ(イギリス連邦に属する国や地域が参加する競技大会)がグラスゴーで開催されるに際し、子ども達からの応募から選ばれた作品で、スコットランドの花章であるアザミの花を擬人化したものだそう。確かにアザミ。

 

グラスゴー大聖堂 Glasgow Cathedral

12世紀に建設された教会です。グラスゴーの守護聖人である聖マンゴーを祀っているので、聖マンゴー大聖堂(The Cathedral of Saint Mungo)とも呼ばれています。16世紀の宗教改革によって、スコットランドでは多くのカトリック教会が失われましたが、グラスゴー大聖堂は奇跡的に破壊を逃れ中世ゴシック教会の姿を保っています。

でかい!荘厳なステンドグラス

 

グラスゴー大学 University of Glasgow

地下鉄で向かいます。グラスゴーの地下鉄は、車両がとっても小さいのが特徴。
Wikipediaによると1896年開通で、ロンドン、ブダペストに次いで世界で3番目に古い地下鉄だそうです。地盤が固いので当時の技術では掘るのにお金がかかり、このサイズになったのだとか。

Hillheadまで4駅

チケットを購入

ちっちゃ!

当然中も狭いです

Hillhead駅から歩くこと数分、グラスゴー大学に到着します。

スコットランドの名門大学。ニッカウヰスキーの創始者、マッサンこと竹鶴政孝は、ここで有機化学と応用化学を学びました。ハリー・ポッターのホグワーツ魔法学校のモデルの1つと言われていて、学内ではコスプレ撮影している人も見かけました。

The Memorial Chapel

The Memorial Chapel

グラスゴー大学柱廊 University of Glasgow Cloisters

婦人画報の表紙のような写真撮れます

この日はオープンキャンパスだったようで、逆方向はこんな装飾がありました

Hunterian Art Gallery ハンタリアン美術館




ウェリントン公爵騎馬像

初代ウェリントン公爵は、ナポレオンにも勝った有能な軍人で、政治家としては首相も務めた英雄です。

そんな偉人の像ですが、いつもカラーコーンを被せられていて、もはやカラーコーンと像がセットになっています。おもしろいですけどね、銅像にはダメージを与えるので度々対策が講じられてはいるそうです。(その予算計上に対し、市民の反対が多く現状維持)

近くから見上げると、台座はまあまあな高さあります。グラスゴーの酔っ払いすごいな。

お土産グッズもコーンとセットに!(これはマグネット)


www.sosogu.jp

 

【アイラ島への旅 Vol.1】福岡からグラスゴーへ(計画編)

【アイラ島への旅 Vol.2】福岡からグラスゴーへ(実行編)

【アイラ島への旅 Vol.3】グラスゴーの街並み・パブ

【アイラ島への旅 Vol.4】グラスゴーからアイラ島へ

【アイラ島への旅 Vol.5】アイラ島3日間の流れ

【アイラ島への旅 Vol.6】アイラ島の宿・飲食

【アイラ島への旅 Vol.7】ラフロイグ蒸留所

【アイラ島への旅 Vol.8】ラガヴーリン蒸留所

【アイラ島への旅 Vol.9】アードベッグ蒸留所

【アイラ島への旅 Vol.10】ポートエレン蒸留所

【アイラ島への旅 Vol.11】アイララム蒸留所

【アイラ島への旅 Vol.12】ボウモア蒸留所

【アイラ島への旅 Vol.13】アイラ島からグラスゴー

【アイラ島への旅 Vol.14】グラスゴーから福岡へ