「そそぐ」のイシザキです。
本日は、「そそぐ」のフードについて。
「そそぐ」ではフードも大切な要素と考えており、HPに「フードもご期待ください」と自らハードルを上げております。
しっかりとフードをご提供したいと考えた理由
- 「そそぐ」は「働く人を元気にしたい」という想いで営業します。頑張って働いた方々をエンパワーメントし「翌日も頑張るぞ!」と思っていただくためには、しっかりしたフードが不可欠。
- フードとの組み合わせも含めて、自由な「飲み方」をご提案したい。ポテトサラダと芋焼酎の芋ペアリング、お肉には赤ワインかと思いきや口当たりのいいお茶割りですっきり等、固定観念を取っ払った自由なスタイルでどうぞ。
- 私自身がお酒を飲むときにしっかり食べたい派。
「ご期待ください」と言い切るには、タネと仕組みがあります。
ナポレオンズ並みにすぐにばらすと、私が(私の知人たちも)好きな食堂黒猫さんにフードメニューのコンサルティングをしていただいております。
食堂黒猫は、沖縄県那覇市にあるカフェです。オーストラリアのメルボルンで8年間シェフを勤めたサキさんと、バリスタのクリスさんの2人で営業なさっています。
3年前、沖縄に移住した知人から「生きているうちに1回行くべき店がありますよ!」と食堂黒猫に案内されました。
お店は陽が入るが明るいカフェですが、「あら、居心地のいいカフェね」と油断していると、料理が出てきた時、そして実際に食べた時に度肝を抜かれます。
まず出てきた時。
作品のようです。子どもの頃、どこかで婦人画報の京懐石料理を見て「こんなに芸術作品みたいな料理を崩して食べていいのか」と驚きましたが、その時の衝撃がありました。
私の撮影がイマイチでスミマセン。
そして食べた時。
既食感(?)がない味わいが口の中に広がります。装飾のように描かれたソースをつけるとさらに別の味に。そして何より、食べ終えるとガソリンメーターがEからFに振れるように身体に活力がチャージされた実感がわきます。
メルボルンではお酒を摂らない昼食をこだわる食文化があり、気軽なカフェのような姿をしつつハイクオリティな昼食を提供するお店が多くあるそうです。食堂黒猫さんも「その日、一番のごちそうを昼ごはんに」をコンセプトにプレシャスな昼食でお客様を日々圧倒なさっています。
縁あって食堂黒猫さんにフードを相談できることになりました。
開業するBARのフードを依頼すること自体が初めてでしたので手探りでしたが、話し合いを進める中で「レシピ開発」に留まらず「これはフード全体のコンサルティング」と実感し、フードメニューも自信をもってお客様を迎えられると思うに至っています。
本日は長くなりましたので、次回フードのコンサルティングのやり取りを書きたいと思っています。
今回は「食堂黒猫さんのフードがおいしい」が主になってしまったかも知れません。
「そそぐ」のフード要素を補うために(⁉︎)、私が小学校の卒業文集に書いた将来の夢をアップします。
久々に見るまですっかり忘れていましたが、調理師に憧れていました。調理師の夢が叶うわけではありませんが、数十年の時を経て、フードをご提供できるのは感慨深いです。そんな自分の夢より、右隣りの男子同級生の夢「世界中を旅行したい」の方を先に叶えられたのが意外な展開です。
そそぐHP: http://sosogu.jp