そそぐ This Bar is SO SO GOOD.

福岡市中央区薬院にあるBAR。世界の「カンパイ」のかたちをキュレーション。お客さまとの対話でその人にぴったりの “ 飲み方 ”を提案するBARです。

そそぐ歳時記:4周年を迎えて

そそぐは2024年3月22日に4周年を迎えることができました。

 

ここまで1周年、2周年、3周年と1年間を振り返ってブログを更新しました。

営業も4年目となると、ひと月ひと月の出来事が日常化していき「この月にこんなニュースがあった」というトピックスが弱くなり書き辛い(そしてそれはつまり、読み応えがない)ですが、今回も1カ月ごとの「そそぐ歳時記」で綴っております。

 

2023年3月(3月の季語:そそぐ3周年)

2023年3月22日、そそぐは3周年を迎えました。
「3年」は1つの目標でしたので、無事3年を迎えてとても嬉しく思いました。

 

2023年4月(4月の季語:エイプリールフールVol.3)

4月1日に店名とロゴを変更するエイプリールフール投稿を続けて3年。

とうにネタ切れですが、捏ね繰り回して投稿しました。1年目、2年目は本当だと受け止める方がいらっしゃいましたが、3年目はさずがに皆無だと思っていたら、つい先日「そそる」への改名を事実と受け止めた奇特なお客様がいらっしゃいました。

2021年4月1日 たくさんの人が信じてくださいました

2022年4月1日 信じてくださる人がちらほら

2023年4月1日 さすがに信じる人はいないか・・・と思っていましたが、先日1名発見しました


「そろそろ4月1日ですね、今年もやるんですか?」と聞かれます。「嘘つくんですか?」と事前に聞かれて、もはや嘘でも何でもない気もします。

やりますよ!今年も!
365日(今回は366日ですね)、脳の10%はこのネタを考え続けています。

 

2023年5月(5月の季語:アクリル板撤去)

開店して間もなくからカウンターにアクリル板を設置しておりましたが、5月にCOVID-19が5類感染症に移行したのに伴い撤去しました。アクリル板がないカウンターで営業したのは開店後数カ月だけだったので、がらんとしたカウンターが逆に違和感ありました。お客様からも「こんなにカウンター広かったんですね」とお声をいただきました。

アクリル板を撤去したカウンター なんだか見慣れない気がしました


2023年6月(6月の季語:個室改装)

コロナ禍での開店以来、密を避けるために使用していなかった個室を活用するため、小上がりの床張りから立ち飲みスペースに改装しました。

※実際に個室をオープンしたのは2024年に入ってからですが・・・

立ち飲みスペース よかったらご利用ください


2023年7月(7月の季語:ところてん)

これまでも夏季は素麺をご提供しておりましたが、お客様のご要望もあり「ところてん」が新登場。
ご提供するにあたって、近所のお店でところてんを数種類買い集め試食しました。
これまでところてんの個性を意識したことがなかったのですが、食べ比べると、ところてんの弾力とか、たれの酸味や甘さなど個性豊かです。

私の好みは「やや硬め(弾力強め)」「やさしい酸味」「甘みは抑えめ」「ごまたっぷり」「辛子を添えて」です。次の夏も、吟味したおすすめのところてんをご提供予定です!

夏にご提供したところてんと素麺

2023年8月(8月の季語:新モルトグラス)

飲み比べ用のグラスを一新。スコットランドのグラスゴーにあるGlencairn Crystal(グレンケアン クリスタル) 社のモルトブレンダーズグラスのミニ版。かっこいいあのフォルムはそのままに小さくてかわいいです。

グラス一新を機に、飲み比べメニューを増やしました。ウイスキーだけでなく、ダークラムの飲み比べもあります。ぜひお試しください。

グレンケアンのミニグラス
飲み比べメニュー幾つかありますので、ぜひトライしてください

 

2023年9月(9月の季語:朋アリ遠方ヨリ来タル)

8月末から9月は遠方からそそぐを訪ねてくださるお客様が多くいらっしゃいました。
東京、神奈川、沖縄そしてアメリカ。サイトウ、イシザキの両知人ともに事前連絡なくサプライズでご来店する方が多いのですが、アメリカから事前連絡なく来店って!臨時休業だったらどうするんですかー!と私の方が焦ります。

アメリカ在住の知人のお土産「A Woman's Drink~勇敢な女性のための勇敢なレシピ~」そそぐのマガジンラックに置いてます

 

2023年10月(10月の季語:おでん開始日競争からの撤退)

昨年までは「ファミリーマート薬院2丁目店より先におでんを出すぞ」と息巻いておりましたが、年々おでん開始日を早める敵(?)に白旗を揚げ、2023年はファミリーマートから遅れること約1カ月の10月10日におでんスタート。

競争から撤退したとは言え、朝晩を涼しく感じる頃には「おでん、いつからですか?」と声をかけてくださることが増え、おでんがそそぐの冬の顔になったことを嬉しく思います。

そそぐの冬の顔、おでん


2023年11月(11月の季語:チョコチーノ・オレンジ)

寒くなってくる11月、ホットカクテルに「チョコチーノ・オレンジ」が新登場。

チョコチーノ・ココアに、フランス生まれのオレンジピールリキュール“コアントロー”を加えます。優しい甘さのココアと、ふんわりとしたオレンジピールの香りがよく合い、幸せな気持ちになる一杯です。

「おいしい」とご好評をいただいたチョコチーノ・オレンジ

次の冬も、ほっこりする暖かいお飲み物をご提供したいと思います。

 

2023年12月(12月の季語:円グラフ)

12月が終わると1年間にそそいだものをグラフにします。コロナ禍でアルコールのご提供を控えている時期などを除き、グラフの感想は「ふーん」程度ではあります。

が、2024年12月のグラフにはこれまでとの違いが出るはず。

と言うのも、そそぐでは人気だった樽生シードルが生産終了してしまったのです。
りんごの爽やかな甘さ、樽生ならではのシュワっとした炭酸がおいしく、特に1杯目に最適で男女問わずお選びいただくことが多かったです。
酒屋さんにもご協力いただき全国から樽をかき集め、終売後もしばらくご提供を続けておりましたが、ついに底を尽きてしまいました。シードル復活しないかなぁ。

※現在はボトルのシードルをご提供しております。微炭酸ですが、しっかりリンゴの味がしておいしいですよ!

 

2024年1月(1月の季語:今年もやります元日営業)

すっかり定着した(と本人は思っている)そそぐの元日営業。
2024年も新年からたくさんのお客様がご来店くださいました。ありがとうございます。
毎年元日にご来店くださるお客様も数名いらっしゃり、お客様同士も「昨年の元日もお会いしましたね」と会話をなさっていました。

新春3種盛りやお雑煮など、お正月メニューです

2024年は比較的暖かい元日でしたが、1月1日特有のキリっと澄んだ空気感はいいですね。1年がスタートしたぞって気分になります。

 

2024年2月(2月の季語:サイトウの空虚な目)

毎年2月にサイトウは1つ歳を重ねます。今年も暖かいお祝いの言葉をたくさんいただきました。ありがとうございます。

写真はプレゼントにいただいた、サイトウの似顔絵お面。
似ているだけでなく、サイトウの内面に潜む狂気が描かれているような怖さがあります。

繰りぬかれた目が醸し出す底知れない空虚さが怖いです

 

2024年3月(3月の季語:そそぐ4周年)

そして2024年3月22日、そそぐは4周年を迎えることができました。

 

4周年を迎えて

何とか12か月分書きましたが「この月の出来事は他になかったのかい!」と自分自身に突っ込まざる得ないクオリティです。すみません。

文章では表現できませんでしたが、4年目もたくさんのお客様に支えられた充実した1年でした。5年目もお客様がリラックスした雰囲気の中で、世界から運ばれてきたお酒を楽しめるお店を目指して尽力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

 

そそぐ www.sosogu.jp