勢いで「アイララム蒸留所」の目次もつくりましたが、然程情報を持ち合わせていません。お伝えできるのは「アイラ島にラムの蒸留所があった」ことと「おいしい」ってこと程度です。すみません。
Islay RUM(アイラ・ラム)蒸留所は、ポートエレン蒸留所近くにあります。以前レモネード工場だった場所を改装する形で、2022年から製造を開始した新しいラム蒸留所です。
レモネード工場は1955年にHarold Hastie(ハロルド・ヘイスティ)氏が設立しました。
それまでレモネード等のソフトドリンクを製造する工場はなかったので、アイラ島の小売店は、スコットランド本土から大容量のソフトドリンクを仕入れて小分けし、販売するしかなかったそう。在庫リスクや品質管理に悩まされていましたが、ヘイスティ社の登場により解決します。
アイラ島に止まらず、近隣の島にも出荷する程の人気で、地域産業の成功事例と称されていましたが、缶タイプのソフトドリンクが登場し、本土とアイラ島の交通の便も向上したことにより、徐々に生産量が落ちて閉鎖したそうです。
工場は長い間廃墟になっていましたが、「この場所で地域産業の成功を再び!」との熱意とともにラム蒸留所として再稼働しました。工場の改修は、ヘイスティ建設会社(ハロルド氏の孫、スコット氏の会社)が担当なさったそうですよ。

アイララム蒸留所は製造工程も紹介していただけるそうで、ぜひ行ってみたい!と思っていましたが、私たちが伺った日は誰もおらずシーンとしていました。SNSによるとグラスゴーで開催の「The Scottish Rum Festival」に出展なさっていたのかも。

公式Webサイトには「We are not open to the public but we'd love to see you! Just give us a call first and we'll make sure someone is around to give you the Islay Rum experience!(普段は一般開放していませんが、お電話ください。アイラ・ラムを体験できるようスタッフを調整します)」とあるので、見学をご希望の方は事前にコンタクトを取るのがよさそうです。
「アイラ島のラム欲しかったな」と思っていたら、ボウモアのIslay Whisky Shopで出会うことができ、アイラ島らしい「ピート フレーバー」を購入。ウイスキーのようなスモーキーな香り、ラムの甘さだけでなくアニスのようなスパイス、そしてハーブのような後味を感じます。個性的な味わいです。


・・・お伝えできるのは以上です!薄い内容でスミマセン!
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【アイラ島への旅 Vol.1】福岡からグラスゴーへ(計画編)